マッチングアプリを利用した不動産営業が増加中!

近年、マッチングアプリが市民権を得るとともに不動産ブローカー(特にワンルームマンション販売がほとんど)がマッチングアプリを使って見込み顧客を探し出す、『マッチングアプリ営業』が横行してきています。一昔前の『デート商法』と似通った部分もありますが、完全に色恋だけで判断させない点など手口は巧妙化しており、被害にあったことにすら気づかせないなどして、問題が顕在化しづらくなってきています。

本記事ではマッチングアプリ営業とデート商法の違い、マッチングアプリ営業の手口や実際に被害にあった方のケースをご紹介しながら、マッチングアプリ営業の実態をお伝えしていこうと思います。

当ブログの管理人

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理系出身の現役サラリーマン投資家。40代の独身男性(結婚経験は有)。不動産投資を中心に投資信託や株式投資を実践中。現在、区分マンション11戸・ファミリーマンション2戸・一棟アパート4棟を保有中。投資信託や株で1億円強を運用中。現物資産である不動産と投資信託や株などの金融商品の組み合わせることで相互補完をし、安定的な資産形成を行っています。

不動産投資に対するモットーは『売却益を得られてこその不動産投資』です。
ワンルームマンションであろうが、ファミリーだろうが、一棟アパートであろうが!売り抜いて売却益を得ないことには意味がありません。

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否!!不動産投資は不動産で儲けてこそです!

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サラリーマンの資産形成について体系的にまとめていますので、まだ未読の方はぜひ読んでくださいね!

マッチングアプリ営業とは

マッチングアプリ営業とは、PairsやOmiai、Withなどのマッチングアプリで真剣に交際相手を探している異性とデートを重ね、言葉巧みに不動産営業マンや自称すごい投資家につなげる手口指します。

マッチングアプリで出会った異性に対して、さりげなく資産運用の話を振って、尊敬できる人がいる、すごい社長がいるなどと言葉巧みに別の人間に引き合わせます。そしてその社長に合コンや飲み会に誘われ、当日参加すると隣の席に不動産営業マンがいるといった形で繋げられます。

もちろん女の子からはさりげないT-UPが入りますので、その時点で怪しいと思わなければいけません。

私がよく聞くケースでは、直接不動産会社の営業マンに引き合わせるのではなく、合コンなどで偶然を装った出会いを演出することが多いように感じます。男女ともに異性からお金のことを聞かれると、結婚も視野に入れて本気だなと思ってしまいますよね。

マッチングアプリ営業ではとても回りくどい方法で不動産営業に繋げられることが多いです。この点がデート商法と違う大きな点と言えるでしょう。

デート商法と何が違う?

デート商法とは、

デート商法とは、悪徳商法のひとつで、被害者の恋愛感情を悪用して高額商品やサービスの契約を締結させるものです。

販売員が異性に接近し、何度かのデートなどを重ねながら契約につなげる手口で、被害者を恋人関係であるかのように錯覚させることから、「恋人商法」とも呼ばれます。

ベリーベスト法律事務所

とあります。この説明をみるとデート商法とマッチングアプリ営業はほぼ同じに見えます。ただ一点違うことが、不動産投資は『異性に買ってあげるもの』ではない、という点です。あくまで不動産営業マンから説明を受けて自分のために購入します。宝石を女の子にねだられて購入してあげるのとは違って、自己責任なのです。

実際にマッチングアプリ営業を受けた方のお話を聞くと、自分がマッチングアプリで不当な営業を受けていることにも気づいていないケースが大半であり、驚かされます。

しかし、実際は言葉巧みに購入に誘導している点、恋心を利用している点を考慮すると、マッチングアプリ営業もデート商法同様に悪質な営業と考えるべきでしょう。

マッチングアプリ営業をする異性はマッチングアプリ上でブロックしてくる

マッチングアプリ営業を行っているユーザーは比較的すぐLINEなどのパーソナルな連絡ツールに移行します。そしてマッチングアプリ上ではマッチング解消の手続きを行ってきます。これは不動産営業だとバレたときにマッチングアプリの運営元に通報されないための対策と考えられます。

マッチングアプリ営業によって被る被害

マッチングアプリ営業で不動産投資を始めてしまうと取り返しのつかない事態に陥ります。冷静な判断力を欠いてしまうという点に加え、物件が割高になっている可能性など、さまざまな要因があるので一つずつ解説していきましょう。

女の子との関係性を前に進めたくて購入してしまう可能性

完全に恋心を利用したケースですね。異性との関係を進めるために不動産物件を購入してしまうケースがあります。しかしマッチング相手は不動産販売が成功することが目的ですので、販売できればフェードアウトしていきます。

後に残るのは割高な不動産物件とそのローンのみです。

マッチングアプリ営業の物件は割高

マッチングアプリ営業にはたくさんの登場人物が存在ます。

  1. マッチング相手
  2. マッチング相手の紹介するすごい人or社長
  3. 不動産営業マン

①と②は不動産ブローカーと呼ばれる、不動産会社へ成果報酬で顧客を紹介することを生業としています。つまりマッチングアプリ経由で不動産を購入するとブローカーの紹介フィーも支払っていることになり、本来よりも割高になっています。

場合によっては登場人物はさらに増え、手数料も膨れ上がるケースもあります。

後ろめたくて断れない

今ではかなり少なくなってきていますが、マッチングアプリを利用していることに対する後ろめたさを感じる人もいます。

その後ろめたい気持ちに漬け込まれ、断りづらくなるケースも散見されます。とくに不動産営業では、氏名や会社名、住所といった個人情報をヒアリングされてしまっているケースが多く、勤務先に連絡をされる不安、家族に連絡される不安などを理由に断れなくなる方もいらっしゃいます。

マッチングアプリを利用することは何も恥ずかしいことではありませんので、毅然とした態度でNOと主張しましょう。

既婚者だけども嘘をついて利用していた場合などはゆすられやすいので、嘘はつかずにマッチングアプリを利用しましょう!

不意打ちによる営業で、不動産投資のメリットのみを説明され、鵜呑みにしてしまう可能性

不動産投資はメリット、デメリット両面があります。それを冷静に比較していくことが重要であり、一社の説明しか受けないということは論外です。不動産物件の相場感を掴むためにもセカンドオピニオンとして、複数社から提案を受けてみるべきでしょう。

しかし、マッチングアプリによる営業では、あれよあれよという間にデート→合コン→営業という流れで話をどんどん進められてしまいます。マッチングした異性も不動産投資をとても勧めてきますし、冷静に情報収集している隙を与えてくれません。

そういった理由からマッチングアプリ営業経由の不動産投資はどんなに納得のいく説明だったとしても、必ず一度断ることをお勧めします。

『一度、冷静になって検討したいので持ち帰らせてください。しっかり検討したのち私からご連絡いたします。』

と伝えることで検討する時間を作ることができ、かつ、しつこい営業をストップさせることができます。

このようにマッチングアプリ経由の不動産営業は投資家にとって不利になる要素が非常に多いため、本サイトでは非常に悪質な営業手法だと認識しています。

私の友人も過去に似たような被害に遭っています。
※・友人がいようにワンルームマンションを買わされた物語

まとめ

不動産投資は非常に効率よく資産形成が可能な手法の一つです。

しかしながら、マッチングアプリ営業経由で不動産投資を始めると割高になり、かつ冷静な判断力を失った状態であるため、購入後に不安に耐えきれなくなってしまうケースが後を経ちません。

そのため、一度冷静になって考える、それが難しい場合はセカンドオピニオンを入れるなどして、不動産投資の正しい知識を身につけるべきと考えます。

最後になりましたが、マッチングアプリ営業による不動産営業は非常に悪質です。マッチングした異性に対して義理を通したい、嫌われたくないと考える方もたまにいらっしゃいますが、全くそんな必要はありません。悪質な営業であなたを貶めようとしている敵だと思うくらいでちょうど良いでしょう。

自分自身を守れるのは究極のところ自分です。心を鬼にして断りましょう。

それでは!

 

PS:ちゃんとした不動産投資をして自信がつけば自ずと出会いのチャンスもやってきますよ!

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