ワンルームマンション投資をはじめとした不動産投資は魅力的である一方で、リスクも当然存在します。
特に不動産投資がはじめてな人にとっては、自分がお願いしようとしているワンルーム投資会社自体、信頼できるのかどうか、それをどうやって見極めればいいのか、わからないことだらけだと思います。
信頼できるワンルーム投資会社はどうやって見分けたら良いのでしょうか?
そこで今回は、信頼できるワンルーム投資会社の特徴や、信頼できる不動産投資会社を見つける方法、そして、ワンルーム投資に関する3つの重要説明ポイントについて解説していきます。
ワンルーム投資の営業トークは本当?
そもそも、ワンルーム投資会社の営業マンのトークは本当のことを言っているのでしょうか?
答えは「本当の事を言う営業マンもいれば、嘘をつく営業マンもいる」です。ただし、それはどの業界でもある程度はある話です。どの営業マン、どのワンルーム投資会社が信用できるかは、結局は自分で判断する必要があります。
では、どうすれば見極められるのでしょうか。
今回の記事で紹介するような「信頼できるワンルーム投資会社の特徴」「信頼できる不動産投資会社を見つける方法」「ワンルーム投資3つの重要説明ポイント」などをしっかり押さえておくことが、見極めにおいて大切になります。
信頼できるワンルーム投資会社の特徴
共通項というほどはありませんが、信頼できるワンルーム投資会社の特徴というものがあります。
ここでは、以下の4つを紹介します。
レスポンスが早い
まずは「レスポンスが早い」かどうかです。業者のレスポンスは早いに越したことはありません。
こちらからの問い合わせに素早く対応してくれるかどうかは非常に重要なことです。特に、売上に直結しないような質問や依頼についても、迅速に回答してくれそうな会社は信頼に値します。時間にすると24時間から48時間以内に連絡がくることが望まれます。
高需要物件の取り扱いがある(不必要に焦らせない、良い物件はどっちみちすぐ売れるため)
「高需要物件を取り扱い」をしているかどうかは、不動産投資において非常に重要です。
なぜならば、高需要物件であればそれだけで「安定的な収入が見込める」からです。
しかし、高需要物件を取り扱うことは、やはり業者としても仕入れのルートなど、難易度は高いといえます。高需要物件を扱うことができるかどうかは、その不動産投資会社の信頼度に直結すると言っても過言ではありません。
さらに言えば、高需要物件を扱っており、かつ不必要に顧客を焦らせないということもまた、その不動産投資会社自体の信頼性につながります。
というのも、そもそも良い物件(=高需要物件)はどのみちすぐに売れるものであるから、顧客を焦らせる必要が本来ないからです。顧客を焦らせて購入を煽るような業者は、そもそもその高需要物件の入荷が業者にとって珍しいことであったり、客寄せパンダのように使っている可能性があります。
高需要物件はすぐには出てこないため、常に待ちが発生するのも良い不動産会社の特長です。
状況に応じた提案をしている
「状況に応じた提案をしている」こと、これもまた信頼できる業者の特徴の一つです。
契約をその場で迫ってきたり、「今すぐ買え」とばかり言ってくる不動産投資会社は、避けたほうが無難です。
また、お客であるあなたのことを知ろうとしてくる人が無難でしょう。他人に興味がなく、自分の営業成績だけにしか興味がない人は危険です。
営業マン自らも投資を実践している、不動産が好き
不動産が好きで好きで仕方がない、という不動産投資会社・営業マンも当然存在します。こうした営業マンであれば、自身も知見があるため、より深いアドバイスが期待できます。
また、自身が実際に投資しており、成功体験を持っている不動産投資会社・営業マンならば、説得力のある話を聞くことができるでしょう。
ところで不動産投資は「投資」であるため、当然ながら失敗のリスクも少ないですが、存在します。実際には失敗というよりも成功までの時間が伸びるのが正解かもしれませんが。そうしたリスクを少しでも軽減するために、自身の投資経験を語ってくれる不動産投資会社・営業マンは、まさに「信頼できるプロ」と言えます。
信頼できる不動産投資会社を見つける方法
ではどうやって信頼のおける不動産投資会社を見つければいいのでしょうか。不動産投資会社は星の数ほどあり、その中から「信頼できる」不動産投資会社を探すのは至難の業です。
そこで、以下の方法をオススメいたします。
先輩投資家の話を聞く
信頼できる不動産会社を見つける最短の方法はすでに信頼関係ができている先輩投資家から会社を教えてもらうことです。
先輩投資家が信頼して付き合っている会社であれば、先輩投資家の顔もあるためあなたに無下にはしてこないでしょう。
まずはあなたが信頼できる先輩投資家を見つけることが大切です。
紹介がある程度発生している
不動産会社が顧客から、さらに次の顧客を紹介されているのは優良業者であり、かつ実績のある業者である証拠といって良いでしょう。
単純に顧客が「この業者なら自分の知り合いに紹介しても良さそうだ(=紹介することで自分の立場も良くなりそうだ)」と考えるような業者ということですから、安心できる業者と考えて問題ありません。
よって、いわゆる「ご紹介営業での新規獲得」の多そうな業者は安心して相談可能です。
言い方を変えると広告宣伝に力を入れていないともいえますね。顧客獲得のために宣伝活動を積極的にしている会社はどうしても宣伝費が物件価格に乗ってきますからね。
これが出てくれば信頼できる!ワンルーム投資3つの重要説明ポイント
ワンルーム投資においては、必ず業者が説明すべき事項が存在します。
その中でも以下の3つは特に、業者の信頼度をはかる重要なチェックポイントになります。順を追って説明していきます。
ポイント1.頭金(自己資金)についての説明
不動産投資を行う際には、まず最初に「頭金」を用意する必要があります。
この「頭金」とは、簡単に言うと「不動産投資をするために必要なお金」のことです。不動産投資は「ローン」で行うこともできますが、やはり頭金も欲しいところです。
とはいえ、自己資金ゼロは投資効率が下がる一方、(頭金にお金を投入する代わりに)手元資金を残しておいた方がトラブルに耐えやすくなります。新築は当初想定の費用以外あまりかかりませんが、中古は新築に比べてイレギュラーが多いので、手元に資金があった方が安心といえます。
以上のような、頭金にまつわる説明をちゃんとしてくれる業者は、信頼できるといえます。
ポイント2.集金代行関連についての説明
集金代行関連についての説明も重要です。
そもそも、物件入居者からの賃料はどういった形で入ってくるのか、システム的に集金代行の形なのか、サブリース契約なのか、などといった点は確認しておくべき点です。
また、空室時・家賃滞納時の対処法なども合わせて説明があるとよいでしょう。
以上のような集金代行関連の説明は、業者の「誠実さ」を測るバロメーターにもなります。
ポイント3.人気・不人気エリアについての説明
人気・不人気エリアについての説明もあるかどうか、とても重要です。
人口の流入超過状態にある首都圏、ついで大阪、福岡、名古屋など大都市圏はライバルも多いですが、好条件の物件も多いエリアです。
反対に不人気エリアは人気エリアよりもリスクが高い傾向にあります。
こうした点をきちんと説明した上で、人気エリアの物件をあえて推してくる業者は「分かってる業者」であり、信頼に値するといえます。
まとめ
今回は、信頼できるワンルーム投資会社の特徴や、信頼できる不動産投資会社を見つける方法、そして、ワンルーム投資に関する3つの重要説明ポイントについて解説してきました。
安心できるワンルーム投資は、まず信頼できるワンルーム投資会社を見つけるところからはじまります。そしてそれには、自分から積極的に行動することが重要です。
ぜひ今回の記事を参考に、業者を検討してみてください。