世界的に稼ぐヘッジファンドはこの人たち!年収で見るファンドマネージャーランキング

資産運用を考えている人や、すでに投資を始めている人の中にも、ファンドへの投資を考えていたり、すでにファンドに投資している人もいるかもしれません。資産運用を行うファンドマネージャーはヘッジファンドの中心的存在ですが、高額な報酬を得る職業としても知られています。

投資家から預かった資産を運用する投資のプロ、はたまたお金儲けのプロとも言えるヘッジファンドのマネージャーは、人のお金を運用するという意味で、とてもシビアな仕事と言えます。その分リターンも大きく、世界的に活躍するファンドマネージャーは莫大な報酬を得ています。

そこでこの記事では、実際にどのぐらい稼いでいるのかを、ランキング形式で見ていきたいと思います。どのぐらい稼いでいるのか、どのぐらいシビアな仕事なのかを、世界の有名なファンドマネージャーの年収と合わせて見ていきましょう。

当ブログの管理人
マイク

150社以上の不動産業者、管理会社を徹底的に調べ上げた理系国立大学出身の現役サラリーマン投資家。 過去友人が不動産会社にいいようにされたことがきっかけとなり不動産投資を開始。「負けない不動産投資」がモットー。弁護士、税理士、不動産鑑定士など交友関係は広い。現在は区分マンション8戸、ファミリーマンション2戸、一棟不動産4棟を持つに至る。現物資産である不動産と投資信託や株などの金融商品の組み合わせることで相互補完をし、安定的な資産形成を行っている。

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友人がいいようにワンルームマンションを買わされた物語

私も将来的には不動産と金融資産でこのくらい稼ぎたいです笑。

ヘッジファンドのマネージャーが高収入な理由

ランキングのご紹介の前に、まずはなぜヘッジファンドのマネージャーが高収入なのかをお話ししておきたいと思います。

世界的なヘッジファンドのマネージャーの収入は、年間数百億円単位と言われています。中には1000億円を稼ぐ人がいるなど夢のある世界ですが、トップオブトップのマネージャーでなくても、年間1億円を超えるヘッジファンドマネージャーは多数います。

日本人の平均年収が400万円程度であることを考えると、ヘッジファンドのマネージャーは圧倒的な報酬を稼ぎ出すことがわかります。なぜこれだけ高い報酬を得ることができるのか?その理由は

  1. 成功報酬型
  2. 運用手数料の高さ

の大きく2つです。

1:ヘッジファンドマネージャーの報酬は「成功報酬型」

ヘッジファンドのマネージャーが高い報酬を得ることができるのは、成功報酬型で報酬を得ていることが挙げられます。日本のサラリーマンだと、会社員として組織に属し、固定給として報酬を得るのが一般的です。仕事の成果に関わらず、一定額の報酬がもらえるのが固定給の特徴です。

成功報酬型は、ファンドが大きな利益を得た場合に、そこから一定の割合で成功報酬をもらうことができる仕組みです。成功報酬型は、成功して利益が出た場合にのみ報酬が発生し、利益が出ない場合は報酬が発生しません。そういう意味では非常にシビアと言えます。

成功報酬型は、ヘッジファンド、ヘッジファンドのマネージャ―、双方に利点があります。ヘッジファンド側は、利益が出た場合のみ報酬を支払えばいいのでリスクがありません。マネージャーは利益が出ない場合報酬がもらえないので、リスクを被る形になりますが、それでも利点があると言えるのは、成功報酬型の方が大きな報酬につながるからです。

例えば、運用利益に対して10%を成功報酬として得られる場合、

預かり資産40億円で年利30%で運用した場合、運用利益は12億円となります。
その10%が成功報酬なので1.2億円が報酬となります。

このように、大きな利益を得ることができます。成功報酬型は、多くの場合大手ヘッジファンドで採用されているので、そもそもの運用額が多額です。そのため成功した時に得られる報酬も大きくなるわけです。

成功しても失敗しても一定の報酬がもらえる環境では、マネージャーのモチベーションはあがりません。失敗するともらえない、成功すると大きな報酬がもらえるこのような環境下では、必然的にモチベーションが上がります。

ヘッジファンドにとってはマネージャーにモチベーション高く働いてもらえる環境を作ることができるため、双方に利点のある仕組みと言えます。

2:運用手数料の高さ

成功報酬型でも、報酬としてもらえる手数料の料率が低いようだと、マネージャーにとって魅力的な条件とは言えません。世界的に活躍するヘッジファンドのマネージャーは、手数料の料率を10~50%程度で設定しています。50%近くともなると、かなり高く感じるかもしれませんが、出資側はそれだけの手数料を払っても利益が出るのであれば痛くありません。

高い料率を設定することは、裏返せばそれだけ運用手腕があることを意味します。高額な手数料を取るだけで、大した成果が出せないとなるとファンドマネージャーの評価に関わります。

ヘッジファンドマネージャーの世界では、評判が命です。常に結果を出す必要がある職業であり、そのために絶えず努力するマネージャーは、高額なフィーを請求しながらクライアントの成果にコミットし続ける必要があります。シビアな環境下で成果を出し続ける高いスキルと強い精神力を持つファンドマネージャーは、その対価として高額な報酬を受け取っています。

【ランキング公開】世界で活躍するヘッジファンドマネージャーベスト5

なぜヘッジファンドのマネージャーが高額な報酬を得られるのかを解説してきましたが、ここからは、実際に高額な報酬を得ている世界的な有名ファンドマネージャをランキング形式で見ていきたいと思います。

以下は、Bloombergのデータから、2018年ヘッジファンドマネージャー年収ランキングでのベスト5です。
※1ドル=111円で計算

同率4位 ツーシグマ共同創業者 ジョン・オーバーデック(John Overdeck)、デヴィッド・シーゲル(David Siegel)

ジョン・オーバーデック
ジョン・オーバーデックとデヴィッド・シーゲル

4位は同率で、ツーシグマの共同創業者、ジョン・オーバーデックとデヴィッド・シーゲルです。なぜ同額なのかというと、二人はツーシグマの共同創業者で、ファンドの利益を折半で得ているからです。2018年度は、それぞれ報酬は855億円となっています。4位の時点で、すでに凄まじい報酬額ですよね。

二人の出会いは、DEショーというヘッジファンドです。そこから、それぞれ別の道を歩むことになります。amazonやその他のヘッジファンドに勤め、経験を積みます。その後、共同創業者という形で2001年にツーシグマ・インベストメントを設立します。

創業2001年と世界的なヘッジファンドの中では歴史が若く、ここ数年大きく伸びているヘッジファンドとしても知られています。ノーベル財団も増資しているなど。運用総額は6.3兆円ほどあると言われており、この後出てくるトップヘッジファンドマネージャーのジェームズ・シモンズのルネッサンスとほぼ同額の運用総額を誇ります。

ジョン・オーバーデック(John Overdeck)、デヴィッド・シーゲル(David Siegel)ってどんな人物?

オーバーデックは16歳で数学オリンピック銀メダルを取得し、スタンフォード大学で学位を取得しています。シーゲルはMITでコンピュータ科学の博士号を取得、二人とも世界トップクラスのファンドマネージャーに共通する天才肌の人物です。オーバーデックは運用モデルの考案、シーゲルはエンジニアリングを担当するなど、それぞれの役割を明確にしているようです。

世界的ヘッジファンドのルネッサンスと同様で、数理モデルを使ったクオンツ運用を行うのも特徴です。ツーシグマ・インベストメントには扱う商品が複数あり、年利2桁で成長するなど、近年大きく成長を遂げています。

第3位 シタデルマネージャー ケネス・グリフィン

シタデルマネージャー ケネス・グリフィン
シタデルマネージャー ケネス・グリフィン

第3位は、2018年996億円の報酬を得ているケネス・グリフィンです。マネージャーを務めるのは、シタデルというヘッジファンドです。前FRB議長のバーナンキが上級アドバイザーをつめる、世界的に名の知れたトップヘッジファンドとして知られています。

2018年シタデル旗艦ファンド「ウェリントン」の利回りは9.1%です。実は2018年は年末に相場が下がった影響もあり、多くのファンドが運用成績を落としたタイミングでもあります。平均的なヘッジファンドはマイナス7%程度の運用と言われる中、9.1%のプラスで終わっている点はさすがの実績と言えます。

ケネス・グリフィンってどんな人物?

ケネス・グリフィンがシタデルの前身となるファンドを立ち上げたのは1990年、ハーバードの寮にいた18歳の頃の話だそうです。18歳でファンドを立ち上げたことから、ケネス・グリフィンも他のマネージャー同様に天才肌の人物だということがわかります。

まだ50過ぎという年齢もヘッジファンドマネージャーの中では若いです。しかしながら31歳で2000億円以上を運用するなど、若さとは裏腹に豊富な運用実績を持つ人物でもあります。現在は運用総額3.1兆円とも言われており、まさに桁違いですよね。

運用手法の特徴は、株・債券だけでなく、金などのコモディティ投資や、数理モデルを軸にした投資を行うなど、マルチな戦略をベースにした運用です。

第2位 長者番付でお馴染みの人物 レイ・ダリオ

レイ・ダリオ
レイ・ダリオ

続いて第2位は、アメリカの長者番付の常連として知られている資産家のレイ・ダリオです。2018年度は1399億円の報酬を得るなど、ヘッジファンドマネージャーとして桁違いの実績の持ち主です。レイ・ダリオはブリッジウォーター・アソシエイツというヘッジファンドの創業者であり、運用総額は17.8兆円に上るなど世界で類を見ないトップヘッジファンドです。ちなみにブリッジウォーターの運用資金には、アメリカ最大の公的年金であるカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)が含まれていることからも、いかに信用されている人物があるかが見て取れます。

レイ・ダリオってどんな人物?

他のファンドマネージャーと同じく、レイ・ダリオも子供の頃から頭の良さに秀でており、ロングアイランド大学、ハーバード・ビジネス・スクールを卒業し、後はメリルリンチ勤務の経歴の持ち主です。その後、1975年にブリッジウォーターを創業。創業当初は自宅からのスタートでしたが、今では世界最大規模のヘッジファンドを築くまでになりました。

ブリッジウォーターではグローバルマクロ運用という投資手法にて資金を運用しています。グローバルマクロ運用は、世界の国家を国単位で経済状況、政治状況などを分析。株や債券、通貨を売買する運用手法となります。

小さな国で考えると国家予算を超えるような多額の資金を運用しているわけですが、投資成績は素晴らしく、しっかりとプラスを出しているのがさすがというところです。例えば、2008年のリーマンショックでは、多くのヘッジファンドが損失を出しました。ブリッジウォーターは資産を減少させるどころか、12%の利益を出したことは、さすが世界のトップと言える内容です

ただし、性格的には傲慢なところがあったとも言われているようです。そのせいで失敗したことも多くあるようですが、年齢、実績を重ねるごとに謙虚さも兼ね備えるようになったことが今日の活躍につながっているようです。

第1位 数学的アプローチの先駆者 ジェームス・シモンズ

ジェームス・シモンズ
ジェームス・シモンズ

堂々の第1位は、2018年の報酬1776億円のジェームズ・シモンズです。ジェームズ・シモンズと言えば、ヘッジファンド運用に数学的アプローチを取り入れた人物として知られています。ヘッジファンドマネージャーとしては業界で知らない人がいないと言われる、ある種の伝説的な人物でもあります。長者番付にも毎年のように掲載されるなど、資産家としても、投資家としても有名です。

ジェームス・シモンズは1982年にルネッサンス・テクノロジーというヘッジファンドを設立しています。ルネッサンス・テクノロジーと言えば、数学者、物理学者、天文学者を雇用し、数学的アプローチをいち早く取り入れた会社としても知られています。理論重視の運用を行うスタンスなので、経済学者がいないことが大きな特徴です。

ルネッサンス・テクノロジーの運用総額は570億ドル(6.3兆円)、運用実績としては2008年には年利160%(手数料控除前)をたただき出したことがあります。名実ともに、世界トップのヘッジファンド、ヘッジファンドマネージャーと言えます。

ジェームズ・シモンズってどんな人物?

ジェームス・シモンズも他のマネージャー同様に、素晴らしい学歴、経歴の持ち主です。マサチューセッツ工科大学(MIT)で数学の学士を取得後は、23歳の時にカリフォルニア大学バークレー校にてPhDを取得。その後は、ハーバード大学やMITで数学教授としても活躍するなど、とにかく数学に卓越しています。この数学的アプローチをヘッジファンドの運用にも取り入れるこことで、理論重視の運用を行なっています。

世界的に稼ぐヘッジファンドはこの人たち!年収で見るファンドマネージャーランキングのまとめ

ランキング形式で実際の年収を見ながら、世界的に有名なヘッジファンドマネージャーをご紹介しました。

日本では考えられないほどの金額を稼ぎ出す世界のトップヘッジファンドマネージャーですが、ただ高額な報酬得ているだけでなく、対価としてシビアな環境下で成果を追い続ける姿勢が求められることもご理解いただけたのではないでしょうか。

世界的なトップクラスのマネージャーになると億単位の報酬を得られることわけですが、そこまでの金額は行かないまでも、日本のファンドでも高額なフィーを得る優秀なマネージャーは存在します。ヘッジファンドへの投資を考える際には、そうした優秀なマネージャーがいるヘッジファンドに投資することも検討してみると良いかもしれません。ヘッジファンドへの投資を検討する時は、様々な角度から検討してみることをお勧めします。