eMAXIS Slim米国株式(S&P500)!?特徴・実績・リスク・始め方について徹底解説!

資産運用を考えている人、あるいはすでに投資を始めている人の中には、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が気になる方も多いのではないでしょうか。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は投資信託の中でも人気が高く、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のパフォーマンスはどうか、どこで購入できるのかといったことを調べていて、この記事に辿り着いた人もいるかもしれません。

この記事では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がどんなファンドなのか、手数料や購入方法、実際の評価はどうなのかを見ていきたいと思います。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021」で4位になったこともある人気ファンドで、インデックスファンドの中でも代表的なものの1つです。どんな特徴があるファンドで、どのような運用実績があるのか、手数料や購入方法などを見ていきたいと思います。

当ブログの管理人
マイク

150社以上の不動産業者、管理会社を徹底的に調べ上げた理系出身の現役サラリーマン投資家です。 40代の独身男性(結婚経験は有)。過去友人が不動産会社にいいようにされたことがきっかけとなり不動産投資を開始。

調査と経験から「負けない不動産投資法」があることを導き出しました。様々な不動産の経験から弁護士、税理士、不動産鑑定士など交友関係は広いです。現在は区分マンション8戸、ファミリーマンション2戸、一棟アパート4棟を保有中。投資信託や株で1億円強を運用中。現物資産である不動産と投資信託や株などの金融商品の組み合わせることで相互補完をし、安定的な資産形成を行っています。

座右の銘は「投資は易し、恋愛は難し」。

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友人がいいようにワンルームマンションを買わされた物語

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用会社について

運用会社について

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用会社は、三菱UFJ国際投信です。三菱UFJ信託銀行株式会社の100%子会社として1985年に設立、三菱UFJフィナンシャル・グループの1社ということになります。

三菱UFJ国際投信のオフィスは、新有楽町ビル4階となっています。新有楽町ビルは竣工が1967年と古く、歴史ある建物ですが、大手三菱グループの子会社なので会社の信用に関しては問題ないと言えるでしょう。JR有楽町駅、東京メトロ有楽町駅からすぐの立地にあることからも、大手グループの子会社という印象を受けます。

インデックスファンドの中で人気の高い代表的ファンド

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、数あるインデックスファンドの中でも人気の高い、代表的なファンドの1つです。つみたてNISAやiDeCoで積立投資が可能なことも、人気の高さを支えています。

日本で購入できる投資信託の中でも1、2を争う人気ファンドで、eMAXIS Slimシリーズは人気の高いインデックスファンドです。eMAXIS Slimシリーズは全部で13のファンドが設定されていますが、その中でも人気の高さはトップクラスです。

人気の高さの理由としては、S&P500に連動するインデックスファンドであることが挙げられます。S&P500は米国の500企業が採用されているインデックスファンドで、米国株式市場の80%の時価総額比率を占める指数です。近年アメリカ市場の成長に伴い、人気の高い指標でもあります。投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も「私が死んだら遺産の9割をS&P500に連動するインデックスファンドに投資してほしい」と言っていたことからも、プロの目から見ても優秀なインデックスファンドであることがわかります。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の特徴

ファンドマネージャーの実績

投資信託はどのよう会社が運用しているのか、その会社のファンドマネージャーはどんな人なのかをチェックしておくことが大切です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用会社である三菱UFJ国際投信株式会社は、大手三菱グループ傘下の子会社ですが、代表を務めるのは横川直氏です。

横川直氏
横川直氏

横川氏の経歴ですが、1986年に一橋大学を卒業し、その後三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入行しています。2017年に取締役常務、2019年に専務、2020年は副社長を歴任するなど順調に出世していることからも、優秀な人物であることが窺えます。2021年4月より、代表取締役社長に就任しています。

大手グループ会社傘下の子会社であることから、ファンドマネージャーなどの個人実績というよりは、会社としての規模や、実績をみていくのが良いかと思います。

利回り、配当について

期間

騰落率

1ヶ月

+4.2

3ヶ月

+13.3

6ヶ月

+16.8

1

+44.5

3

+108.0

設定来

+92.0

(2021年12月末時点)

2021年12月末時点での運用実績は上記の通りです。ここでの騰落率は分配金再投資基準価格を基に算出しています。年率換算ではないことにご注意ください。

コロナショック以降アメリカ市場が伸び、それに応じる形で、右肩上がりで伸びていることがわかります。年利40%を超えるなど、2021年はかなり好調なパフォーマンスを見せています。ベンチマークであるS&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する形で、良い結果が出ていることがわかります。

1年、3年単位で見ても、良い成果が期待できそうなことがわかりますが、油断は禁物です。特に2022年は調整に入る局面を迎えるとも言われているので、慎重に見ていく必要がありそうです。短いスパンでは損失が出ることもあるかもしれませんが、長期保有では期待できますし、積立投資などを行うようにすることで、銀行に預金するより投資効果は期待できそうです。

構成、組み入れ銘柄について

上記は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の月次レポートに記載のある組入銘柄一覧です。投資信託は、目論見書や月次レポートを見ることで、どのような銘柄に投資しているのかという中身を見ることができます。資産構成や組み入れ銘柄は必ずチェックするようにしましょう。

上位10銘柄には、アメリカを代表する大手企業の名前が目立ちます。GAFAMを筆頭に、テスラや、投資の神様バフェット率いるバークシャーなどの名前があります。ファンドマネージャーを中心に、投資先比率を崩さないよう調整売買が行われています。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資することによって、アメリカの大手企業、優良企業に分散投資できることが、インデックスファンドの人気が高い理由です。

とは言え、インデックスファンドにも指標が沢山あります。大手企業の名前があるからという安易な理由で投資することではなく、どのような指標なのか、どんな指標に連動しているのかをしっかり理解した上で投資するようにしましょう。

組入銘柄の中に、「ALPHABET」「META」という社名があり、聞いたことがないと思った方もいるかもしれません。ALPHABETはGoogle、METAはFacebookのことです。大手企業の場合は、こうした社名変更が行われていることなどもしっかりと把握しておくようにしましょう。

純資産総額

純資産総額も、ファンド選びの重要な指標の1つです。例えば、運用資産が10億円に満たないようなファンドは、予定する投資を行うことができなくなるケースや、コストがかさむリスクが増えることもあります。こうしたリスクのあるファンドへの投資は避けるのが賢明です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)2021年12月末のレポートでは、純資産総額は9487億円となっており、純資産総額の大きさからも人気の高さが伺えます。おおよそ1兆円規模の大規模なファンドに成長しているeMAXIS Slim米国株式(S&P500)ですが、設定は2018年です。設定からわずか4年でここまでの規模に成長していることからも、ここ数年で一気に成長し、人気が高まったことがよくわかります。

人気の理由は、積み立てNISAやiDeCoが利用できることもそうですが、やはりアメリカ市場の成長による注目度の高さ、信託報酬などの手数料がとても安いことが大きな要因として挙げられます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の投資額や手数料などについて

最低投資額

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の最低投資額は100円以上からとなっています。100円以上、1円単位から購入することが可能で、スポット購入や積立購入ができます。

これから投資を始める人にとっても少額から始められる点は安心材料になると思います。利益重視のヘッジファンドや私募ファンドなどでは、大きな投資額が必要になることもあります。いきなり1000万円以上の投資は怖いと感じる人も多いはずなので、まずはこうした少額から始められるものを選択するようにしてみてください。

手数料

投資信託の手数料は、大きく分けて3種類あります。

  • 購入時手数料
  • 信託報酬(運用管理費用)
  • 解約手数料(信託財産保留額)

投資信託を選ぶ際は、パフォーマンスに加えて、手数料の料率も見ておく必要があります。手数料が高いものを選ぶと、利益が残らないからです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の手数料は、投資信託全体と比較してどうかを見ていきたいと思います。

購入時手数料

購入時手数料:無料

購入時手数料のかからない投資信託をノーロードと呼びます。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、ノーロードなので購入時手数料はかかりません。eMAXIS Slimシリーズは全てノーロードで、こうしたこともシリーズ全体の人気が高い理由になっています。

最近はノーロードの投資信託も増えていますが、購入時に手数料がかかるようだと、実質の投資効率が悪くなってしまいます。購入する際は、購入手数料がかかるのかどうか、かかるとしたらどのぐらいなのかをチェックしておくようにしましょう。

信託報酬

配分先

配分

委託会社

0.034

販売会社

0.034

受託会社

0.020

投資信託の保有では、運用管理費用と呼ばれる信託報酬を負担する必要があります。投資信託を持つための手数料というイメージですね。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は、上記表の通りです。

税抜表記になりますが、税込で0.0968%となっています。最近では手数料の安いインデックスファンドも増えていますが、その中でも0.1%を切るのはかなり低いと言えます。

ファンドの信託報酬は基本的に毎日計上され、毎計算期間の6ヶ月終了時、毎決算期末、信託終了時に、ファンドから支払われる仕組みとなっています。ファンド側で計算して徴収される形なので、投資家が後から払う形ではないことも知っておきましょう。

解約手数料(信託財産保留額)

解約手数料(信託財産保留額):無料

信託財産保留額は、解約手数料、換金手数料と考えるとわかりやすいかもしれません。投資信託によっては、手数料がかかるものもあります。1%以下であっても投資金額が大きな場合は、それなりの手数料がかかることになりますが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は解約手数料はかかりません。

長期で持っておくスタイルの投資をされる場合は大きな影響はないかもしれませんが、短期で売買する投資を行う場合は、ここで手数料がかかるようなファンドだと投資効率が悪くなるので必ずチェックしておくようにしましょう。

その他の手数料など

上記で挙げたものが、代表的な手数料の種類ですが、投資信託の保有、購入にはそのほかにも様々な費用がかかります。

その他の代表的な費用、手数料には以下があります。

  • 監査法人に支払われるファンドの監査費用
  • 法定書類(目論見書、運用報告書等)の作成・印刷・交付にかかる費用
  • 外貨建資産の保管に要する費用
  • 組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料
  • 信託事務の処理に要する諸費用

その他の費⽤、手数料は、運用時期、運用状況で変わります。一概にこれだけかかります、と料率が決まっているわけではないのでチェックが必要です。

税金について

投資を行う際に必ず考えておかないといけないのが「税金」です。知識があるかどうかで残るお金が大きく変わります。例えば、個人で投資するのか、法人で投資するのかでも税率は変わります。どのようにすればお金が多く残せるのかは、税理士に相談する必要も出てきます。

個人で投資を行う場合は、税制優遇制度の活用も大切です。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はつみたてNISA、iDeCoでの購入もできます。年間20万円以下の利益を除き、確定申告を行うことも考え、うまくお金を残すようにしておきましょう。

投資信託などの投資への課税は以下のように行われます。

  • 分配時:配当所得として、普通分配金に対して20.315%の課税
  • 換金(解約)時及び償還時:譲渡所得として、換金時及び償還時の差益に対して20.315%の課税

投資信託への投資を行い、換金時に利益が出た場合は、利益に対して20.315%の税金がかかるということです。課税対象になる場合でも、使う口座で確定申告の有無が変わります。

口座を開設した金融機関が損益計算をしてくれて、利益がある場合には源泉徴収もしてくれます。原則として確定申告不要ですが、年度をまたいでの繰越控除や複数口座の損益通算など、状況によって確定申告をしたほうが得になる場合があります。
開設した特定口座内にある投資信託については損益を通算した上で、確定申告に必要な書類を作成してくれます。なので確定申告は自分自身でする必要があります。
損益の計算を自身でして、確定申告もする必要があります。

お勧めは、特定口座(源泉徴収あり)を使うようにすることです。確定申告が原則必要なく、源泉徴収などの手間も最低限で済みます。NISAの範囲の場合はその枠を使い、そうじゃない場合は特定口座(源泉徴収あり)を使うようにすることをお勧めします。

破綻リスク

投資信託は基本的に元本保証ではないので、破綻時のリスクも考えておく必要があります。投資信託は資金を分別管理することが法律で定められていますので、破綻して資金を失うことについては心配する必要はありません。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、大手三菱グループ子会社が運用会社であり、1兆円規模の人気インデックスファンドへと成長していることから、破綻リスクはかなり低いと言えそうです。ただし、損失が出ることはあります。これは運用次第と言えるわけですが、必ずしも利益が出るものではありません。分別管理によって投資したお金は守られることになりますが、運用次第で失う可能性があることは理解しておく必要があります。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の始め方

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)への投資を始める場合は、まず取り扱い金融機関を探して、そこから購入する必要があります。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は多くの金融機関で取り扱いがあるので、購入しやすいです。

販売会社は以下の通りです。

  • 三菱UFJ国際投信株式会社
  • フィデリティ証券
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • SMBC日興証券
  • あおぞら銀行
  • 三十三銀行
  • auカブコム証券
  • 岡三証券
  • 岩井コスモ証券
  • CONNECT
  • GMOクリック証券
  • ほくほくTT証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 丸三証券
  • 水戸証券
  • 三菱UFJ信託銀行
  • 千葉銀行
  • LINE証券
  • 三菱UFJ銀行
  • PayPay銀行

楽天証券、SBI証券などの大手ネット証券会社でも購入できます。まずはこうした大手ネット証券で口座開設するか、普段お使いの口座がある場合は、そこからの購入でも問題ありません。取り扱いの締切時間は15時となっており、以降は翌日扱いになるので注意しましょう。

換金、解約時

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の換金は、購入時と同じく15時が締め切り時間です。15時をすぎると翌日扱いになるので注意しましょう。

なお、受渡日は申込受付日から起算して5営業日目となっています。換金を行う際には、信託財産留保額のロックアップ期間の有無を確認しておきましょう。iDeCoの場合は60歳まで解約できないので、その点は注意が必要です。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)については原則ロックアップ(購入したあとに換金できない)期間がないので、iDeCo以外ではいつでも自由に売買することができます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のまとめ

インデックスファンドといえば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)という名前がまず出てくるぐらい、人気の高いファンドの1つです。設定は2018年と後発ファンドですが、ここ数年圧倒的な人気を集めています。

人気の理由は、近年のアメリカ市場の伸びと手数料の安さです。アメリカ市場に連動するインデックスファンドは他にも多数あります。人気どころでは、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド、楽天VTIなどもありますので、どれを選ぶかは個々の投資のスタイルや好みなどで判断するのが良いかもしれません。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は積み立てNISAやiDeCoに対応しているので、その点も考慮していくのが良いかもしれません。

アメリカ市場の好調さに期待する人も多いかもしれませんが、短期目線で過度な期待は禁物です。直近の3年はかなり好調が続いていることから、調整が入るのではとも言われています。長期保有を念頭に、積立投資を目的とする人には、とても魅力的な商品と言えるでしょう。

多くの資産を運用する場合や、大きなリターンを狙う場合には、他のファンドも比較検討するなどしていく必要があります。国内にはさまざまなファンドがあり、目的や運用額によっても、どのファンドに投資すべきかが変わります。優秀なファンドに投資できるよう、しっかりと知識を身につけていきましょう。