一口に資産運用と言っても、選択肢はたくさんあります。その中から、どれを選べばいいかは、判断できない人も多いかと思います。良い情報を信じて投資してみても、実際には想像と違ったりすることも多く、本当のところはどうなのか、リスクも含めて詳細を理解した上で判断する必要があります。
そこでこの記事では、私がこれまでさまざまな投資を行ってきた経験から、おすすめの資産運用先をご紹介したいと思います。
私はこれまでの経験の中で、40種類以上の様々な投資を行ってきました。うまくいったものもあれば、資産を失う結果になったものもあるわけですが、そうした経験を踏まえて、それぞれの投資の特徴、おすすめの理由をお伝えしていきたいと思います。
あなたがこれから資産運用先として参考になるように、リターンだけでなく、リスクにも言及してお話ししていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
- 1 投資歴10年以上の経験でこれまで投資してきた投資先一覧
- 1.1 1:都心部ワンルームマンション
- 1.2 2:IPO株投資
- 1.3 IPO株投資のメリット・デメリット
- 1.4 3:つみたてNISA
- 1.5 4:投資信託
- 1.6 5:iDeCo
- 1.7 6:変額保険
- 1.8 7:ロボアドバイザー
- 1.9 8:ETF
- 1.10 9:社債
- 1.11 10:太陽光発電
- 1.12 11:コインパーキング投資
- 1.13 12:ソーシャルレンディング
- 1.14 13:米国債権
- 1.15 14:トランクルーム経営
- 1.16 15:不動産投資(中古地方一棟マンション)
- 1.17 16:コインラインドリー投資
- 1.18 17:株式投資
- 1.19 18:Reit
- 1.20 19:外貨預金
- 1.21 20:預金
- 1.22 21:商品先物取引
- 1.23 22:国債
- 1.24 23:F X
- 1.25 24:仮想通貨
- 2 資産運用先おすすめ24選!内容と特徴を比較のまとめ
投資歴10年以上の経験でこれまで投資してきた投資先一覧
まずは私がこれまでに投資をしてきた投資先の一覧をご紹介します。1つ1つ見ていくと大変だと思いますので、良さそうなところを判断しやすいように「利回り」「手間」「リスク」の項目に分けて、最後に5段階のお勧め度も記載しています。
ちなみに私が投資先を判断する場合は、以下の基準で見ていくようにしています。
- 利回り インフレ率2%を考え、最低でも3%以上もの(またはインフレ連動型)
- 手間 できるだけ手間がからない類のもの
- リスク 低リスクなもの、リスクヘッジしやすいもの
投資先を判断する上で、こうした基準を持つことはとても大切です。基準を持たないと、なんとなくで投資してしまい、結果、詐欺案件を掴まされたり、失敗して大きな損をしてしまうことがあるからです。
ということで、一覧をご紹介した後は、全部で24種類の投資先をそれぞれ見ていきたいと思います。
種類 | 利回り | リスク | 手間 | おすすめ度 |
都内ワンルームマンション | ◎ 3~∞% | ◎ 低 | ◎ かからない | 9 / 10 |
IPO株投資 | ◎ 10%~ | ◎ 低い | ○ 少しかかる | 8.4 / 10 |
つみたてNISA | △ 6%前後 | ◎ 低い | ◎ かからない | 8.2 / 10 |
投資信託 インデックス型 | ○ -10~10% | ○ やや低 | △ 少しかかる | 8 / 10 |
iDeCo 個人型確定拠出年金 | △ 4%前後 | ◎ 低い | ◎ かからない | 7.8 / 10 |
変額保険 | ○ 0~15% | ◎ 低い | ◎ かからない | 7.5 / 10 |
ロボアドバイザー | ○ -10~8% | △ 中 | ○ 少しかかる | 7 / 10 |
ETF (上場投資信託) | ○ -10~10% | ○ やや低 | × かかる | 7 / 10 |
社債 | △ 0~5% | ◎ 低い | × かかる | 7 / 10 |
太陽光発電 | ◎ 8~10% | ○ やや低 | △ かかる | 6.6 / 10 |
コインパーキング投資 | ○ 3~10% | △ 中 | △ かかる | 6.4 / 10 |
ソーシャルレンディング投資 | ○ 1~15% | △ 中 | ○ 少しかかる | 6.2 / 10 |
米国債権 | △ 0~2% | ◎ 低い | ◎ かからない | 6 / 10 |
トランクルーム経営 | ○ 10%前後 | △ 中 | △ かかる | 6 / 10 |
不動産投資(中古一棟マンション) | ◎ 5~20% | △ 中 | ○ 少しかかる | 6 / 10 |
コインランドリー投資 | ○ 5%~10% | △ 中 | × とてもかかる | 5.8 / 10 |
株式投資 | ◎ -100~∞% | × 高い | × かかる | 5 / 10 |
J-REIT | △ 0~5% | ◎ 低い | × かかる | 3.7 / 10 |
外貨預金 | ○ 0.5%~10% | × 高い | ◎ かからない | 3.2 / 10 |
預金 | × 0.001%~0.005% | △ やや高 | ◎ かからない | 3 / 10 |
商品先物取引 | △ 5%前後 | × 高い | × とてもかかる | 2.8 / 10 |
国債 | × 0.05% | ◎ 低い | ◎ かからない | 2 / 10 |
FX | ◎ -100~∞% | × 高い | × かかる | 2 / 10 |
仮想通貨 | ◎ -100~∞% | × 高い | × かかる | 2 / 10 |
1:都心部ワンルームマンション
最低投資額 | 0円~物件代金の1割程度 ※融資を組む場合。価格は物件による |
利回り | ◎ 3~∞% |
リスク | ◎ 低 |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 9 / 10 |
都内ワンルームマンション投資とは
人口が多く、賃貸需要の高い都心部のワンルームマンションを購入して、家賃収入を得る仕組みです。ローンを組んで購入するわけですが、返済は家賃収入で行います。完済後は、家賃収入から費用経費を引いたものが利益となり入り続けます。
ローンは家賃収入で返済していくことができるので、その点は多くの人が抱くイメージよりもリスクは低いと言えます。購入後のマンション管理は管理会社に代行することで、手間をかけずにリターンを得ることができるのもマンション投資の大きな魅力です。
都内ワンルームマンション投資のメリット・デメリット
メリットは、
- 安定した収入を得ることができる
- 節税効果がある
- インフレに強い
- 相続税対策になる
ということがあります。
都心部ワンルームマンション投資の魅力としては、安定した収入を見込める可能性が高い点です。都心部のワンルームマンションの人気は高く、賃貸需要が高い現状があり、実際に都心部のワンルームマンションの稼働率は95%程度あると言われています。マンション投資の最大のリスクである空室リスクについても、都心部であれば物件選びを間違わない限りは大丈夫です。ファミリー向けの場合はニーズなどの関係もあり、うまく決まらないこともありますが、単身向けのマンションは今後も需要は高まり続けることが見込めます。
また、不動産は資産としてインフレに対応しており、インフレで物価が上がる場合は、比例して家賃も上がります。売却時も同じことが言えるので、インフレに強いことは大きなメリットです。
デメリットは、
- 物件選びを間違うと赤字になることもある
- 収益化、現金化に時間がかかることもある
などがあります。
インフレに強く、安定収入が見込める反面、良くも悪くも物件選び次第だと言えます。変な物件を掴まされてしまうと、赤字になってしまうこともあります。売却についても時間はかかる傾向にあるので、すぐに現金化することは難しいことも理解しておく必要があります。
2:IPO株投資
最低投資額 | 10万円前後~ |
利回り | ◎ 10%~ |
リスク | ◎ 低い |
手間 | ○ 少しかかる |
おすすめ度 | 8.4 / 10 |
IPO株投資とは
上場予定の会社の株を上場前に購入して、上場するタイミングで売却するのがIPO株投資です。上場前に購入することで安く購入し、上場後の価格上昇によって利益を得る仕組みです。IPO株投資は誰でも購入できるわけではありません。証券会社などで抽選をおこなっているので、事前に申し込み、当選することで購入することができます。
IPO株投資のメリット・デメリット
メリットは
- 高い確率で利益が得られる
- 知識があまりいらない
ということがあります。
多くの場合、上場後に株価が上がるので、事前に購入することができれば高い確率で利益が出せるのがIPO株投資の特徴です。2018年を例に見ていくと、IPOを行った会社90社に対して、上場後の初値が上場後の公開価格を上回ったのは80社あります。約9割の確率で値上がりしている堅い投資であることがわかります。
過去を遡ってみても、2017年は90社中82社で91%、2016年は80%、2015年は89%と、80~90%の確率で利益が出ている実績があります。一般的な株式投資との違いは、上場後に売り抜くのが目的なので、専門知識が不要なことです。
デメリットは、
- 当選確率が低いこと
- 安定的に利益を得ることには向かないこと
があります。
ちなみに、2018年のIPOの当選結果を見てみると当選確率は1~2%程度とかなり低い確率であることがわかります。リスクが低く、高確率で利益を得ることができる投資ではあるものの、そもそも購入できる確率が低いことはデメリットだと言えるでしょう。
購入できるかがわからないため、投資、資産運用としては読みにくく、これだけで安定した利益を得続けることは難しい側面があります。
当選確率を上げるポイントとしては、複数の証券口座で口座を持っておくことです。IPOの主幹事となる証券会社の口座を複数持つことで当選確率を上げることができます。また、独立系ファイナンシャルアドバイザーIFAに担当についてもらうのも1つの方法です。ただし担当を付けるには最低でも1000万円程度必要になります。
3:つみたてNISA
最低投資額 | 100円~(年間40万円が上限) |
利回り | △ 6%前後 |
リスク | ◎ 低い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 8.2 / 10 |
つみたてNISAとは
2018年より始まった制度で、年間最大40万円まで、20年間にわたって非課税で積み立てできる制度です。20年間、年間40万円を積み立てし続けると800万円になりますが、6%の利回りで運用し続けると、約1560万円ほどになり、元金は約2倍になる計算です。
積み立てという名前からわかるように、基本は長期保有前提ですが、売却自体はいつでも行うことができます。売却や解約時に手数料がかかることはありません。
つみたてNISAのメリット・デメリット
メリットは
- 年間40万円を非課税で運用できる
- 金融庁指定の投資信託、EFTなので安全性が高い
- 手数料不要
などがあります。
年間40万円、20年で最大800万円を積み立てることができるわけですが、非課税で運用できることは投資家にとって大きな魅力です。金融庁指定の投資信託への投資ということもあり一般的な投資信託に比べて安定性が高く、長期保有目的であれば、一般的な投資信託からつみたてNISAへの乗り換えも検討してみると良いかもしれません。
途中で売却、解約も可能で、その際も手数料などはかかりません。半分だけ解約するということも出来るのですが、解約タイミングは慎重に見ていかないと損をしてしまいこともあります。
デメリットは、
- N I S Aとの併用は不可能
- 損益通算ができない
ということがあります。
NISAを運用している人であれば併用できないので、どちらかを選ぶ必要が出てくることは注意してください。
万が一大きなマイナスが出た場合も、つみたてNISAは損益通算ができません。確定申告でうまく損益通算を行い、税金を抑えてきた人は過度な期待は禁物です。ただし元々が手堅い投資ではあるので、マイナスが出ることを過度に心配する必要はありません。
4:投資信託
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ○ -10~10% |
リスク | ○ やや低 |
手間 | △ 少しかかる |
おすすめ度 | 8 / 10 |
投資信託とは?
投資家から資金を集めて、それを株や債権などに分散して投資してくれるパッケージ商品が投資信託です。資金の運用方法は、投資信託ごとに変わってきます。代表的なところだと、平均的な値動きをするインデックス型、積極的にリターンを狙いにいくアクティブ型とがあります。
運用元となる受託会社と直接取引を行うわけではなく、間に販売会社、運用会社が入るため、その分の手数料が取られる仕組みでもあります。インデックス型とアクティブ型で手数料も変わってくるので、その点も意識しておく必要があります。
投資信託のメリット・デメリット
メリットは、
- 分散投資できる
- 1万円からでも投資できる
- 自分の口座で資金管理するため、運用会社が倒産しても資金は守られる
- 透明性が高い
などがあります。
1口1万円から始められるものが多く、初心者でも手を出しやすい魅力があります。アクティブ型は高配当を狙った運用を行うもので、年利15%ほど狙えるものもあります。国内の中小企業や新興国など上がりやすいものを狙うため、安定性に欠ける特徴があります。高いリターンを狙えることから、手数料も平均で1.7%程度と高い印象です。
一方、インデックス型はベンチマークに連動して安定的な動きを見せます。その分リターンは高くて5%程度になり、下落に関しても大きく下がることはありません。景気変動に左右されやすい特徴もあるので、その点も注意が必要です。ただしインデックス型は手数料が低いという特徴があります。
デメリットは、
- 手数料あり、マイナスでも発生する
- 大きなリターンは狙いにくい
- 景気動向に影響を受けやすい傾向にある
ということがあります。
投資信託の場合は、どのような運用を選ぶか、どの商品を選ぶかが重要です。インデックス型か、アクティブ型かで手数料も変わってくるため、ご自身の投資スタイル、目的に照らし合わせて、攻める投資をするのか、守りながら運用したいのかを判断する必要があります。
5:iDeCo
最低投資額 | 5000円~ |
利回り | △ 4%前後 |
リスク | ◎ 低い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 7.8 / 10 |
iDeco(個人型確定拠出年金)とは
60歳になるまで毎月一定額を積み立てていくのが、iDeco(個人型確定拠出年金)です。積み立てたお金は、投資信託や保険などの金融商品として運用されます。ただの積み立てではなく、運用した利益を乗せた形で受けとることができるのがiDecoの特徴です。
ただし60歳になるまで引き出すことはできません。積み立てた掛金に関しては、全額が所得控除の対象です。なので「所得税」と「住民税」が軽減される仕組みにもなっています。
iDecoのメリット・デメリット
メリットは、
- 自動で積立できる
- 節税効果がある
などです。
毎月自動で積み立て投資できるので、忙しい会社員にもおすすめです。60歳まで引き出せないので、老後に向けての投資として行うのが良いでしょう。
掛け金は全額控除対象になります。例えば月1万円積み立てる場合、年間12万円の掛金に対して36000円の節税効果があります。20代から初めて35年ほど積み立てるとすると、126万円の節税効果があります。
デメリットは、
- 60歳まで受け取れない
- 上限が決まっている
ということです。
60歳まで引き出せないので、あくまでも老後のための投資となります。また上限も決まっているため、大きな金額を投資することはできません。iDecoの運用時もインフレを意識して、年利5%程度は狙っていくようにすることがおすすめです。
6:変額保険
最低投資額 | 積み立て |
利回り | ○ 0~15% |
リスク | ◎ 低い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 7.5 / 10 |
変額保険とは
積み立て、一括など、払い込んだ資金を株式、債権で運用を行うのが変額保険です。積み立てた金額に対して、運用成績次第では利息分を上乗せして受け取ることができます。
死亡保険は最低額が保障されるなど、運用におけるマイナス時のダメージを軽減する仕組みも用意されています。
変額保険のメリット・デメリット
メリットは、
- 一般的な終身保険より割安
- 節税効果がある
- 運用成績次第で受け取る金額が増える
- マイナス時も死亡保険金額は一定額が保証されている
などがあります。
イメージとしては、元本保証のある投資信託のような感じです。投資信託だと、マイナスになるとそのまま元本が減りますが、変額保険の場合、死亡保険の保証額が決められているので、マイナスになっても決められた金額が保証される仕組みになっています。運用によっては受け取る金額が増えることもあるので、運用次第ではメリットがあるといえます。
デメリットは、
- 途中解約だと元本割れする
- 受け取る金額は読みにくい
ということがあります。
死亡保険で保証されているとはいえ、途中解約だと元本割れするので注意が必要です。年金型、有期で受けるような場合については、運用どおりの金額になるためその点も踏まえて考えておく必要があります。
最近は運用率が低くなりつつありますが、入るなら早めに入っておくほうがお得です。普通の終身保険に入っている人は、変額保険に加入することも検討してみると良いかもしれません。
7:ロボアドバイザー
最低投資額 | 平均1万円~ 案件によって異なる |
利回り | ○ -10~8% |
リスク | △ 中 |
手間 | ○ 少しかかる |
おすすめ度 | 7 / 10 |
ロボアドバイザーとは
投資家に変わって、ロボット、AIが資産運用を行なってくれる仕組みです。ロボアドバイザーの質問に答えることで、投資家のタイプ、投資スタイルを判断。それに合わせて自動で運用を行なってくれます。
ロボアドバイザーのメリット・デメリット
メリットは、
- 知識がなくても運用を任せられる
- 自分の性格、投資スタイルに合わせた運用を行なってくれる
ということがあります。
ある程度自分のスタイルに合わせて運用してくれるので、大きなストレスを感じることもなく、手放しで運用できるメリットがあります。中には年利10%程度狙えるものもあるようなので、いろいろ調べてみると良いでしょう。
デメリットは、
- 大きなリターンは狙いにくい
- 手数料が高い
などがあります。
ポートフォリオの組み方次第で手数料が1%程度になってしまうこともあり、場合によっては手数料によって元本割れしてしまうリスクもあります。
性格に合わせた運用をしてくれるが故に、守りで慎重型の運用になってしまうと、手数料を下回る利回りになってしまう危険性があります。最初の質問時に、ある程度の利回りが狙えるように、少し積極的な回答をしておくなどして調整しながらの運用が求められます。
ロボアドバイザーは基本的に初心者向けです。NISAやiDeCoが使えるロボアドバイザーもあるので、これから投資を始める人であれば、いろいろ調べてみてもいいと思いますが、ヘッジファンドや投資信託を考える人には不要だと言えます。
8:ETF
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ○ -10~10% |
リスク | ○ やや低 |
手間 | × かかる |
おすすめ度 | 7 / 10 |
ETF(上場投資信託)とは
ETFとはExchange Traded Fundの略称です。イメージは、取引所で取引される投資信託です。
わかりやすくイメージするとしたら、100種類の株に分散投資されたものを、1つの株としてパッケージにまとめたものに投資するイメージです。投資先は上場株なので、多くの上場株に分散投資を行うことになります。
運用方法は株価指数(日経225、TOPIX)に連動しており、株と同じく、いつでも売買できます。投資信託のインデックス型と同じイメージで、暴落することも少なく、比較的手堅く運用できる投資です。
ETF(上場投資信託)のメリット・デメリット
メリットは、
- 投資信託に比べて手数料が安い
- 少額から投資できる
- 株と投資信託の良い面を兼ね備えている
ということがあります。
ETFは上場企業に分散投資できることから、手堅く運用することができます。投資信託と比べて信託報酬が安いので、手残りも期待できます。いつでも売買できますが、売買手数料がかかる点には注意が必要です。
デメリットは、
- 売買手数料がかかる
- 大きなリターンは期待できない
ということです。
手堅く運用できる側面がある反面、大きなリターンは期待できません。平均利回りは1.89%とこの記事でご紹介している他の投資に比べると利回りは低めです。ハイリターンを狙わず固く運用したい初心者向けの投資と言えます。
9:社債
最低投資額 | 100万円~ |
利回り | △ 0~5% |
リスク | ◎ 低い |
手間 | × かかる |
おすすめ度 | 7 / 10 |
社債とは
社債は、一般的な事業会社が発行する債券のことを言います。簡単にいうと、企業にお金を貸す、というイメージです。償還期限を決めておき、期限が来ると、利息がついて戻ってくる仕組みです。
社債のメリット・デメリット
メリットは、
- 元本保証がある(会社が倒産しない限り)
- 利回りは意外に高い
ということがあります。
社債の特徴は、借用金額、利息、返済日などがあらかじめ決められていることです。株などの投資であれば、儲からないと利息はつきませんが、社債は儲かる・儲からないは関係ありません。企業は投資家からお金を借りて、利息をつけて返す仕組みとなるため、倒産しない限りは元本が保証されます。投資家にとっては、他の投資と比較しても低リスクの投資と言えます。
デメリットは、
- 最低投資額が高め
- 良い案件は少ない
ということがあります。
倒産すると元本は保証されませんが、そもそも社債を発行するのは大企業が多いので、その点はあまり心配要りません。ただ、大企業ということもあり、最低投資額は1000万円以上のような高めの設定の案件も多くあります。
また、良い案件は多くなく、人気の高い社債は投資枠がすぐに埋まってしまい、投資しようと思ってもできないという側面もあります。買えるのであれば良い投資になる可能性も高いのですが、投資しようとおもっても難しいことがあるので、万人におすすめな投資とは言えないかもしれません。
10:太陽光発電
最低投資額 | 1000万円~ (融資可) |
利回り | ◎ 8~10% |
リスク | ○ やや低 |
手間 | △ かかる |
おすすめ度 | 6.6 / 10 |
太陽光発電とは
所有する土地や家屋に太陽光パネルを設置して、そこで発電を行います。家屋で発電した電力は、自家用に使用する他、電力会社に買い取ってもらうこともできます。土地で発電した電力は、全てを電力会社に買い取ってもらうことも可能です。
太陽光発電のメリット・デメリット
メリットは、
- 手離れがいいこと
- 長期的な安定収入になること
があります。
2009年の太陽光の固定価格買取制度のスタート以降、太陽光発電パネルの設置は一時的に流行したタイミングもありました。一度設置してしまえば、あとは手間をかけずに毎月収入を得ることができる点は大きな魅力と言えます。
太陽光は設置後、10年、20年と決まった金額で買取を保証してくれるため、投資としても安定収入が見込めます。ただしどのぐらいの金額になるのかなど、読めないところもあるので注意が必要です。
デメリットは、
- 故障、買い替えのリスク
- 悪徳な業者がいる
などです。
太陽光パネルは故障するリスクもあり、修理や買い替えになるとコストがかかります。また業者の中には悪徳業者もいるようで、そのようなところで購入してしまうとプラスどころかマイナスになってしまうこともあります。手離れの良さは魅力ですが、土地を持っていない人には少しハードルの高い投資と言えるかもしれません。
11:コインパーキング投資
最低投資額 | 200万円~ (融資可) |
利回り | ○ 3~10% |
リスク | △ 中 |
手間 | △ かかる |
おすすめ度 | 6.4 / 10 |
コインパーキング投資とは
駐車場を所有して、利用者から時間貸しでお金をもらう仕組みです。所有する場合の運用管理は、業者に委託することも可能です。自分で運用管理を行う場合は、機器のメンテナンスなどを行うことになります。
コインパーキング投資のメリット・デメリットとは
メリットは、
- 土地を活用できる
- 手間がかからない
などがあります。
土地を持っている人であれば、遊ばせている土地でも収益を得るため、うまく活用することができる方法です。初期費用はローンを利用することで、持ち出しなしでも始めることができます。運用管理は業者に委託することで、手間なく運用することもできます。
デメリットは、
- メンテナンス費がかかる
- 節税効果は低い
- 競合の影響を受ける
などがあります。
コインパーキングは融資を引いて初期費用をかけずにスタートできる反面、近くにコインパーキングができると価格競争に陥る厳しさがあります。立地が重要ですが、条件のいい立地は簡単に見つかるわけではありません。うまくいい場所を確保できる場合は、安定収入を得ることもできる方法です。
12:ソーシャルレンディング
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ○ 1~15% |
リスク | △ 中 |
手間 | ○ 少しかかる |
おすすめ度 | 6.2 / 10 |
ソーシャルレンディングとは
お金が必要な企業に対して、資産運用を考えている投資家をマッチングするのが、ソーシャルレンディングの仕組みです。投資家が直接企業に投資するわけではなく、ソーシャルレンディング事業者が間に入り、出資、貸付を行う形で投資を行います。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
メリットは、
- 手離れがいい
- 短期でリターンを得られる
- 案件次第で高リターン
などがあります。
運用期間は数ヵ月程度から2年以内と短期のものが多く、選択する案件次第では短期間で一定のリターンを得ることができます。投資した後は特に何もすることがないので手離れの良さも特徴です。
デメリットは、
- 倒産、貸倒れの可能性がある
- 詐欺案件もある
などです。
投資先となる会社は、ソーシャルレンディング事業者による厳しい審査のもと厳選されてはいるのですが、それでもやはり倒産、貸倒れのリスクがあります。サービスが始まった当初は貸倒率も1%台と低く安心でしたが、ここ数年貸倒率はかなり上がってきるようです。中でも不動産系の案件は怪しいものも多いようなので、慎重に精査する必要があります。投資を検討する場合は、事業系の案件を見ていくと良いかも知れません。
13:米国債権
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | △ 0~2% |
リスク | ◎ 低い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 6 / 10 |
米国債権とは
米国債は、アメリカの財務省が、自国の資金調達のために発行する債務証券のことを言います。その名の通り、アメリカ政府が元本保証、利息などの保証を行っています。国が保証することで投資案件としての信用度はとても高いといえますが、為替変動の影響を受けるため、投資初心者には向きません。
米国債権のメリット・デメリット
メリットは、
- 元本保証がある
- アメリカ政府が保証する事でリスクは低い
- 日本国債より利回りが高い
アメリカ政府が保証する事で信用度は高く、元本補償については間違いない投資と言えます。米国債は利回りが3%程度と高く、インフレを踏まえても手堅く投資できる案件だと言えます。
デメリットは、
- 新発債がほとんどない
- 為替変動の影響を受ける
などがあります。
2019年以降新発債はなく、そもそも買いたくても買えない状況があります。投資信託に組み込まれているものもありますが、そうしたものは手数料がかかるので注意が必要です。発行されたタイミングで検討してみてもいい投資先と言えます。
14:トランクルーム経営
最低投資額 | 300万円~ (融資可) |
利回り | ○ 10%前後 |
リスク | △ 中 |
手間 | △ かかる |
おすすめ度 | 6 / 10 |
トランクルーム経営とは
トランクルーム経営は、使わない荷物を預けるためのスペースとして、トランクルームスペースを運営し、利用者から利用料をもらいます。
トランクルーム経営のメリット・デメリット
メリットは、
- 使っていない土地を有効活用できる
- 安定収入になる
- インフレの影響を受けにくい
- 利回りが高く、元本回収が早い
などがあります。
一番の特徴は利回りが高いことです。余った土地を活用すれば20%程度、賃貸の場合でも10%程度の利回りが見込めます。そのため、元本回収が早いというメリットがあります。
トランクルームは一度契約してもらうと利用期間が長期にわたることも多く、安定収入になりやすいというメリットもあります。管理を業者に任せることで、運用を手放せることもできます。
デメリットは、
- 節税効果は高くない
ということです。
不動産のように固定資産税の減税を受けることはできません。税金対策としては難しいものの、土地が余っている場合は、高い利回りで安定収入を得られる手段になります。
15:不動産投資(中古地方一棟マンション)
最低投資額 | 物件価格の1割程度~ |
利回り | ◎ 5~20% |
リスク | △ 中 |
手間 | ○ 少しかかる |
おすすめ度 | 6 / 10 |
不動産投資(中古地方一棟マンション)とは
銀行から融資を受ける形で不動産物件を購入し、賃貸に出すなどして収益を得る仕組みです。融資を受けることで、少ない資金からでも始める事ができます。銀行によっては頭金も含めたフルローンで融資を受ける事ができるため、手持ちの資金を一切使う事なく物件を購入し、家賃収入から返済を行う方法もあります。
不動産投資(中古地方一棟マンション)のメリット・デメリット
メリットは、
- 節税になる
- レバレッジが効く
ということがあります。
融資を受けて物件を購入しても、家賃収入が返済額を上回れば、利益を得ながらローンの返済が可能になります。ローン完済後は、家賃収入分が全て利益となります。
デメリットは、
- 大規模な修繕で費用がかかる可能性がある
- 固定資産税が発生する
- 空室リスクがある
などです。
どんな物件も大なり小なり修繕が発生し、場合によっては多くの費用がかかる大規模な修繕が必要になることもあります。また、固定資産税もかかってくるので、色々とお金が出ていくことも多くあります。
一棟マンションの場合、立地によっては空室が出ることもあります。空室の間は家賃が発生しないので、場合によっては赤字経営になることも考えておく必要があります。家賃保証のある業者も増えていますが、空室リスクへの対策は自分自身でも備えておくことが大切です。
一棟マンション投資は、ワンルーム投資とは違って、ただ投資するだけでなく、経営、運営の視点が必要になります。大きな借入を行うことからも、事業として取り組むことを考えていない人は避けたほうが良いでしょう。
16:コインラインドリー投資
最低投資額 | 1,000万円~ (融資を受ける場合は100万円程度) |
利回り | ○ 5%~10% |
リスク | △ 中 |
手間 | × とてもかかる |
おすすめ度 | 5.8 / 10 |
コインラインドリー投資とは
洗濯機や乾燥機などを設置し、コインランドリーを運用し、利用者から利用料をもらいます。狭い土地でも店舗として利用することができます。
コインラインドリー投資のメリット・デメリット
メリットは、
- 狭い土地で始められる
ということです。
活用しにくい狭い土地でもコインランドリー投資で店舗運営ができます。狭い土地は格安で購入できたり、借りれることもあるので、少ない資金で始めることもできます。
デメリットは、
- 管理力が必要になる
- 修理代などのコストがかかる
ということがあります。
コインランドリー投資は無人で運営することになるため、管理面の楽さはありますが、反面無人だからこそ管理の質が問われることもあります。
また、洗濯機などの設備関係は故障がつきものなので、しばしば修理代などが発生します。場合によって、買い替えが必要になると安くても50万、高いと100万、200万円の経費がかかるため、リースを利用するなどしてうまく運用していくことも求められます。
17:株式投資
最低投資額 | 約10万円~ |
利回り | ◎ -100~∞% |
リスク | × 高い |
手間 | × かかる |
おすすめ度 | 5 / 10 |
株式投資とは
株式投資は、市場で売られている株を購入し、売却時の差額で利益を得る仕組みです。売却益の他にも、持株の配当によって得られる利益もあります。
株式投資のメリット・デメリット
メリットは、
- 自分の力で資金を増やせる
ということがあります。
株式投資はスキル、知識が必要です。良くも悪くも、自分次第で増やすことも減らすことにもなるので、労力をかけることで大きなリターンを得ることができる投資です。
デメリットは
- 労力がかかる
- 予期せぬ要因が原因で資金を失う可能性もある
ということがあります。
時間をかけて知識、スキルを磨くこともできますが、一方で予期せぬ原因で資金を失ってしまうこともあります。市場の暴落は景気動向だけでなく、自然災害などがきっかけで起こることもあります。勉強・情報収集を怠ることができないので、労働集約型になる傾向にあることも知っておかなければなりません。
18:Reit
最低投資額 | 5万円~ |
利回り | △ 0~5% |
リスク | ◎ 低い |
手間 | × かかる |
おすすめ度 | 3.7 / 10 |
J-REIT(不動産投資信託)とは
投資信託の不動産投資版とイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。投資家から資金を集め、その資金を不動産に投資します。複数の不動産に投資しながら、家賃収入や売却益を得て、得た利益は投資家にリターンする仕組みです。
J-REIT(不動産投資信託)のメリット・デメリット
メリットは、
- 少額から投資できる
- 賃貸管理などは不要
- 複数の不動産に分散投資可能
- 配当率が高い
などがあります。
一般的な不動産投資のように賃貸管理、建物管理の手間がなく、少額から分散投資できるのが魅力です。人的トラブルのリスクがないことも、メリットと言えるかもしれません。
デメリットは、
- 元本割れする危険性がある
ということです。
当然ながら、不動産の価値が下がることも考えられます。自然災害時など、物件価値が下がったり、賃料の低下が起こる場合もあります。こうした場合も、自分名義ではない分、損失も最小限に抑えられるのは逆にいうとメリットとも言えます。一般的な不動産投資と比べて、少額で始められる分リスクも少なく、不動産に投資してみたいライトユーザーに向いている投資です。
19:外貨預金
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ○ 0.5%~10% |
リスク | × 高い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 3.2 / 10 |
外貨預金とは
基本的な仕組みは円預金と同じですが、預かったお金は企業へ貸付を行い、運用収益を得ること目指します。運用の収益から、利息を払うのが外貨預金の仕組みです。
円預金と大きく違うのは、為替変動を受けることです。為替の影響を受けることで、払い戻しよりも利息が大きくなる可能性もあります。反対に利息よりも払い戻しが大きくなることもあるので、その点でリスクがあることも知っておかなくてはなりません。
外貨預金のメリット・デメリット
メリットは、
- インフレに対応できる
- 金利で利益が出ることもある
などです。
円のインフレ対策になることが、外貨預金のメリットです。分散投資先としてはアリかもしれません。また、外貨預金は国内より金利が高く、利息を期待できます。
デメリットは、
- 手数料がかかる
- 為替の影響で損をする可能性がある
- 預金保険制度適用外
などがあります。
利息を期待できる反面、為替の変動を受け損することもあります。円と大きく違うのは、円を外貨に変えたり、外貨を円に変えたりする際に、手数料がかかることです。金利分で利益が出る可能性があると言っても、手数料で損する可能性もあることを覚えておきましょう。
20:預金
最低投資額 | 1円~ |
利回り | × 0.001%~0.005% |
リスク | △ やや高 |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 3 / 10 |
預金とは
預けたお金を銀行は企業に貸付を行ったり、国債や投資信託などに投資して運用を行います。そこで得た利益を利息として還元するのが預金の仕組みです。
預金のメリット・デメリット
メリットは、
・・・特にありません。
低金利時代の今、銀行に預けるメリットは皆無だと言えます。
デメリットは
- 倒産時1000万円までしか保証されない
- 引き出す場所によって手数料がかかる
- 利息が低い
などがあります。
1000万円以上の大きな預金をしている場合でも、預けている銀行が倒産してしまった場合は、1000万円までしか保証されません。それ以上は保証されず、返ってこない可能性があります。
金利は0.001%程度と、ほとんど利息はつきません。にもかかわらずコンビニや夜間にATMで預金を引き出す際には手数料がかかります。利息に対して、1度でも手数料がかかるとすぐ元本割れするのが預金の現状です。
給与の振り込み、カードの引き落としなどで銀行口座はまだまだ必要ですが、何も考えずに預けておくことに対してメリットは何もないことを改めて考えていく必要があります。
21:商品先物取引
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | △ 5%前後 |
リスク | × 高い |
手間 | × とてもかかる |
おすすめ度 | 2.8 / 10 |
商品先物取引とは
商品先物取引とは、一定期日に一定の商品を売買することを約束した上で、現時点の価格で取り決める取引の仕組みのことを言います。
商品先物取引のメリット・デメリット
メリットは、
- 高いリターンを期待できる
- 手持ちの資金がなくても始める事ができる
などがあります。
商品先物取引は、レバレッジを効かせた投資ができるので、ハイリターンを期待できる点が魅力です。証拠金制度があるので、手持ちのお金がなくても、大きな金額を運用することもできます。
デメリットは、
- リスクが高い
- 損をする可能性も大きい
- 期限がある
などです。
証拠金制度は、購入額の1~2%程度の資金で大きく購入できる仕組みです。手持ちのお金以上に大きな取引ができる点は魅力ですが、マイナスになってしまう場合は、手持ちのお金以上の大きなマイナスが出ることもあります。口座に入っている資金以上のマイナスが出た場合は、取引停止になります。
また、商品先物取引には期限があり、期限がきた時点で強制的に決済が行われます。希望額に達しておらず、マイナスのままでも売らなくてはならないことから、不確定要素が多くコントロールできない資産運用です。
22:国債
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | × 0.05% |
リスク | ○ 低い |
手間 | ◎ かからない |
おすすめ度 | 2 / 10 |
国債とは
国債とは、国が投資家にお金を借りる仕組みのことです。資金調達のために政府が国債を発行し、投資した投資家には元本に加えて利息の支払いを保証します。
国債のメリット・デメリット
メリットは
- 元本割れしない
ことです。
国債は国が保証するため、元本割れの心配がありません。投資は元本保証はありませんし、預金も銀行が破綻すると1000万円までしか保証がありません。その点でリスクの低さが国債の特徴ですが、その分利回りが低く、金利は0.05%程度しかつきません。
デメリットは
- 1年は解約できない
- 利回りが低い
ということがあります。
投資して1年は解約することができません。短期で投資をしたい場合は不向きと言えます。1年後には解約できますが、その場合解約手数料として1年分の利息が引かれることも知っておく必要があります。
利回りが低いため、長期である程度の資金を運用する際にのみ検討すべき投資先ですが、多くの資金を投入する場合は、1年間は解約できないことも頭に入れておく必要があります。
23:F X
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | △ 0%~ |
リスク | × 高い |
手間 | × とてもかかる |
おすすめ度 | 2 / 10 |
FXとは
FXは世界各国の為替レートを見ながら、レートが上がるか下がるかを判断しながら取引を行います。基本的には安く買って高く売ることで利益を得られる仕組みです。
FXのメリット・デメリットについて
メリットは、
- レバレッジを活用して大きな利益を狙える
- 24時間いつでもできる
- 株よりハードルが低い
などがあります。
FXは為替変動を見るので、株よりも予想しやすく、世界の市場を対象にすることで24時間取引を行うことができます。
デメリットは、
- 資産を失う可能性がある
- 取引停止になることもある
などです。
当たり前ですが、負けると資産を失うことがあるので、しっかり勉強するなどして臨む必要があります。また、大きく勝ちすぎると証券会社から目をつけられて取引が停止されることもあります。株同様に知識はもちろん、時間も労力も必要なので、その点は注意が必要です。
24:仮想通貨
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | × – |
リスク | × 高い |
手間 | × とてもかかる |
おすすめ度 | 2 / 10 |
仮想通貨とは
インターネット上で使える通貨のことで、価格が上がりそうな通貨を購入し、高くなれば売却して利益を得ます。
仮想通貨のメリット・デメリット
メリットは、
- 一攫千金を狙える
ということです。
ニュースでも話題になったりしましたが、安く購入した仮想通貨が爆発的に値上がりし、億万長者になる人も多数生まれました。
デメリットは、
- 大損する可能性がある
- 詐欺案件が多い
- セキュリティー面の不安
などがあります。
ここまで投資案件として様々な投資先をご紹介してきましたが、仮想通貨は不確定要素が多く投資というよりはギャンブルの側面が高くなります。
一攫千金を狙う人が多いことから、そうした人を狙った詐欺案件も多くあります。インターネット上の通貨ということもあり、セキュリティー面の不安もあります。実際に仮想通貨を置いていた口座から盗まれるような事件も起きているので、興味本位で少し投資する場合を除いて、投資としてはお勧めできません。
資産運用先おすすめ24選!内容と特徴を比較のまとめ
ここまで様々な資産運用先をご紹介しましたが、どれもメリット・デメリットがあります。リターンとリスクのバランスを見ながら見極めていく必要があります。
おすすめの判断基準は、リスクが明確であり、リスクヘッジできるものを選ぶことです。
投資は良い面だけを見ることなく、リスクも含めてしっかりデメリットを把握して判断することを心がけてください。良さそうな投資先を見つけた場合でも、1つの投資先に資産を集中させるのは危険です。万が一に備えて、資産はいくつかの投資先に分散するなどして運用していくことをお勧めします。